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僕はラーメンが大好き
僕は奥尻島での暮らしに99.9%満足しています。
その0.1%は何か。
「ラーメン専門店でラーメンが食べられないこと」笑
だから僕は奥尻島にいる間、脳みその中から「ラーメン」を消していました。笑
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おもてなしを受ける
出会いは突然やってきます。
6月13日から三日間imacocoに宿泊してくれた「陽さん」です。
彼は58歳で早期退職してから8年間バイクで旅を続けている旅人でした。
imacocoに到着するやいなや、「今日は僕がみなさんに料理を振る舞います」と言って、
とっても美味しいあんかけ焼きそばを作ってくれました。(只者ではないクオリティ・・・)
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その翌日も朝から晩まで陽さんのおもてなしを受けました。
が陽さんの口癖。
「なんというGIVEの心に溢れた方なんだ・・・」
という感動と学びがありました。
そして陽さんが帰る前日、いっぱいおもてなしをしてくれたお礼に、僕たちが送別会を開きました。
愛情をいっぱい込めて感謝の気持ちを伝えます。
僕の仲間も集まってくれて大盛りあがり。
陽さんのこれからの旅の安全を願ってその夜はお開きとなりました。
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そしてチェックアウトのとき、陽さんは、
「雄斗さんのアウトドア試験の応援に行くよ。
そして、雄斗さんの尊敬する安藤さんの宿に宿泊する」
そう言って去って行きました。
※当初、アウトドア最終試験は5月23日でしたが、
コロナにより延期、再延期となり、6月30日に実施される運びとなりました。(当時の記録はこちら)
釧路で再会
そして、6月29日のランチに陽さんと釧路のお蕎麦屋さんで合流。
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僕は実技試験の準備もしたかったので、会場である釧路湿原の達古武湖に向かいました。
陽さんも付いてきてくれて、模擬ガイドを受けてくれました。
試験を終えた夜。ヒッコリーウィンドにあるBAR「Sourdough」にてお疲れ様会をしてくれました。
その時、陽さんに
「合格発表はいつ?」と聞かれ
「7月9日です」と答えると、
「お祝いに行くよ」と約束してくれた。
(合格かどうかは決まっていない。笑)
尊敬する誠さん、陽さん、僕で同じ時間を過ごしている奇跡に僕は静かに感動していた。
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翌日、僕たちはそれぞれの旅路に付いた。
僕はオホーツク文化やアイヌ文化への理解を深めるために道東〜道北の旅に出た。
陽さんはどこに向かったかはわからない。笑
imacocoで再会、そして・・・
7月8日、約束通り陽さんは再びimacocoを訪れてくれた。
そして9日、合格発表当日、一緒に喜んで合格祝いをしてくれた。
(合格していてよかった。笑)
人のために動き、一緒に喜んでくれることの幸せを陽さんは教えてくれた。
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話はここで終わらない。
「春までイマココでお世話になりたい」
そう言ってくれた。
実は陽さんは、全国で地産地消の本格ラーメンを作り、
軌道に乗ったら新天地へ旅に出るという、なんともかっこいい旅人なのだ。
前職はもちろんラーメン職人!!
「ここでしか食べられない『奥尻ラーメン』を開発することができる。
もしよかったら、春まで住み込みさせていただきたい」
僕たちからしたら、「有り難い」の一言に尽きる。
「奥尻ラーメン」が食べられるのももちろん嬉しいけど、
陽さんと一緒に暮らせることがどれだけ毎日を楽しくさせてくれるか、
陽さんから学べることはとても多い。
そんなこんなで急遽住人が増えました。
これで住人4人目となります。
(2021年9月に完成した「多目的シェアハウスcocokara」に住んでいます)
(2人目のアッキーさんの話はこちら)
(3人目のアニキの話はこちら)
奥尻ラーメン完成
一ヶ月もしないで「奥尻ラーメン(昔ながらの中華そば)」は完成した。
丁寧に奥尻島の昆布で出汁をとり、メンマとチャーシューは手作り、トッピングには奥尻島の海藻を使用。
毎日でも食べたくなる、あっさりとした上品なラーメンに仕上がった。
更に「白醤油ラーメン」も開発してくれて、より奥尻島の昆布出汁が際立ち、
スープに全く角がないテイストになっている。
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こんな短期間で・・・陽さんは天才だ。
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「地域が明るくなること」とは。
ラーメン屋のOPENは9月6日!!
ラーメン屋は陽さんに任せっきりだけど、徐々に人は出入りするようになった。
決して僕たちは儲けたくてやっているわけではない。
継続していくために利益を求めていくけど、着地点はそこではない。
・島民の方々にも新しい「楽しみ」を提供したい。
・震災後、神威脇地区からなくなった飲食店を再び復活させたい。
(なんせimacocoから半径15kmは飲食店も売店もありません)
実際に、ラーメン屋が動き出して気づいたことがある。
ラーメン屋を始めなければ、島民がimacocoの中に入ってくる機会は少なかった。
でも「ラーメン」の力を借りて、島民の方々もimacocoに来れるようになり、
imacocoのこと、僕たちのこと、神威脇のことを知り、「ついでに神威脇温泉に入ろう」となる。
地域が明るくなるっていうのは、こういうことなんだと少しわかったような気がした。
ラーメン屋OPENまでのストーリはざっとこんな感じです。
ただ、手放しに喜んでもいられない。
陽さんの滞在は2022年3月まで。
その後の担い手がいない。(なんせ陽さんは旅人なもんで。笑)
せっかく陽さんが0から立ち上げてくれた宝物をなくすわけにはいかない。
ただ、人材が足りない。まだ解決策は見えてないけど、
僕は必ず絶やすことなく続けていきたいと思っています。
陽さん本人のコメント
できると思えばできる、
できないと思えばできない。
これはゆるぎない、絶対的な法則である。
バビロ ピカソ
僕の好きな言葉である。
58歳最後の勤務地茨城県水戸市をビックスクーターにまたがり当てもない、日本一周の旅を始めてはや8年。
最初はWOOFというボランティアをしながら静岡、奈良、京都、大阪、沖縄本島巡り、西表島でスナックのお手伝いをし、きび狩りを半年、その間、暇を見つけては八重山諸島巡り。
縁あって石垣島のフサキリゾートで調理バイト屋久島、九州縦断、四国を一か月かけてお遍路、岡山県備前市でラーメン屋の開業そこで知り合ったオーナーさんの紹介で英語会話をマスターすべくタスマニアでブルーベリーのピッキングオーストラリアのサンシャインコーストで日本人の経営する和食店でボランティアグレードバリアリーフでダイビングビザ更新の為、バリ島に一か月沖縄に戻り、星のや竹富、宮古島東急リゾートで勤務沖縄を離れ京都エクシブ、箱根の高級旅館でラーメンのノウハウ伝授コロナの影響で仕事を辞め、生まれ故郷の松前を訪ねて北海道へ離島好き!ゲストハウス好きが祟って奥尻島ゲストハウスimacoco今年の3月で9年目!
今後は東北地方旅して家族の居る長野へ、いつになるかわかりませんが(笑)
その後は女房が許すなら沖縄離島へ移住。
一人旅をしていると、さまざまなハプニングに遭う
楽しい時、悲しい時、悔しい時、切ない時、泣きたい時、
それぞれは本当に小さな体験だが一つ一つそれを積み重ねていくことで得られる小さな年輪。
根拠なき自信圧倒的な大なり小なりのトラブル体験から成功体験を学び、
自信をつけていく。自信を持つ事ができた人は純粋に自分の成功を信じている。
それを裏付ける為の努力を惜しまない。
その自信が、人生を歩きやすくしてくれるはず。後は自分の努力次第。
ユート家の笑顔が大好き
※問い合わせが多かったので、「2022年3月5日〜土日の昼のみ」ラーメン屋を営業します。
ひとまず、3月いっぱいとなりますので、この機会に足をお運びください。