今年も新しい出会いや嬉しい再会、幸せに溢れた年となりました。
全てはimacocoを応援し、支えてくださっている皆さん、そして奥尻島のお陰です。
いつも本当に有難うございます。
また今年は家族の理解もあって、会いたい人に会いに行けたり、研修に参加できる機会も多く、とても充実していました。百聞は一見にしかず、です。ビビッと来たときには、積極的に島を出て、これからも学び続けていきたいです。自由に挑戦させてくれる家族に感謝です。
来年は目標というより、意識したいことを一つに絞ってみようと思います。
あらゆるバランスを大切にする
世界中がSDGsに向けて躍起になっていますが、人間がこの世に誕生する遥か昔から、地球に存在し今日まで持続しているわかりやすいものといえば「森社会」。
この自然界の秘訣を一言で表すならば「バランスがとれているから」だと思っています。
食物連鎖は気の遠くなるような時間をかけて築き上げた「絶妙な関係性」の元で成り立っています。ある一定の虫が増えすぎたらそれらに寄生しバランスをとる菌類もいる。
オオカミを絶滅させた結果、シカが増え続け、林床の植生や樹木に悪影響を与えているのは、そのバランスを人間が破壊した結果。シカに罪はない。
「風が吹けば桶屋が儲かる」の世界。
自然界は私たちの知識や想像を超えたところで、様々な命が手を取り合い「森」という、もっというと「地球」という生命体を維持しています。
かくいう人間も自然の一部。
身体の70%を水が占めているように、地球のそれも同じ。
肌の入れ替わりや女性の生理周期は月のそれと同じ。
腸内には100兆個の微生物。
太陽を浴びなければ、活力が沸かない。
身体は宇宙の影響も受けている。
陰陽五行思想であれ、ヨガであれ、まずは人間という自然のバランスを整えていくことを大切にしています。
そしてその「バランス」は人ぞれぞれ違います。
何事もその人にとっての「いい感じ」がある。
ストイックに歯を食いしばって頑張ることも時には必要だとは思います。
でも無理をかけ続けて、身体と心のバランスが崩れるとどこかにその影響が及ぶ。
それは病気という形かもしれないし、身内にきつく当たってしまうことかもしれない。
バランスの最適解を知るためには、全力疾走したり、歩いてみたり、時には止まってみたり、左右上下に揺さぶりつつ、自分を内観しなければわからない。そういう意味では例年にはないテンポで生きる、チャレンジングな年になると思います。
きっと自分の身体や心のバランスが取れていたら、自分も家族もより幸せになるだろうし、ゲストや地域にも良い影響が及ぶと思っています。
インドヨガ留学について
実は北海道知事認定のアウトドアガイド対象の海外研修プログラムを活用して、「南インドへのヨガ留学」をダメ元で企画申請したところ、北海道が「ネイチャーガイドに必要なスキルの一つ」だと認めていただき、年明けに行けることになりました。
なぜネイチャーガイドがヨガなのか。
「自然ガイドは動植物の名前だけを知っていればいいわけではない。
ゲストが喜ぶような知識や技術は幅広く持っていた方がいい。だから辞めるまで勉強なんだ」
と師匠、安藤誠さんから教わっています。
「今此処を生きる素晴らしさと難しさ」を感じたが、超多忙な現代社会に、とても大切なスキルだとも思いました。マインドフルネスをもっと深めたく、次はヨガに興味を持ちました。
「ヨガ」といえば、「ポーズ」だけをイメージしたり、「宗教?」と思ったりもしますが、そうではなく、自分の内側に入っていく身体と心の哲学。
モノや情報が豊かになり、幸福も同様に増え続けるかと思いきや、どうやらそうでもなさそうな世の中。逆に、選択肢が多すぎる故に疲れたり、取越苦労が多いのも事実ではないでしょうか。電車一つ待つことも、食事中ですら「スマホ」という自分の外側の世界にすぐ入りたがる。世の中が便利になればなるほど、自分の内側に意識を向ける機会は、格段に減ってきていると感じています。
自分は今回の人生をどう生きたいのか。
何が心地よくて、どんな時に心が震えるような幸福を感じるのか。
本当に大切にしたいことな何なのか。
それらの答えは「スマホの中」ではなく、「自分の中」にしかないと思っています。
よく「何もない」と言われる奥尻島。
裏を返せば、選択肢が少ない故に選択することに疲れない、すでに「有る」ものに「感謝」できる、「有り難い」環境です。
奥尻島の豊かな自然をフィールドに、人間という自然も同時にガイディングできるようになりたい。
そのヒントが「ヨガ」にはあると思っているので、本場インドでヨガの世界に触れてこようと思います。留学期間は2025年1/14-2/20。
自分にどんな変化が待っているか、自分でも未知過ぎてワクワクしています。
来年一年は、学んできたヨガを日々実践して、少しずつでもネイチャーガイドと融合する可能性を探っていけたらと思っています。
奥尻島がリトリートツアーのメッカと呼ばれる日もそう遠くはないかもしれません。
来年も嬉しい再会、新しい出逢いを楽しみに、感謝の気持ちを持って日々謙虚に生きていきたいです。
最後までお読みいただき有難うございました。