まずはハートランドフェリーが撮影したドローン映像をご覧ください。
北海道の名付け親でもある『松浦武四郎』は生涯で6回蝦夷地探検に来ているが、その1回目の訪問(1845)で奥尻島にも足を伸ばしている。その時武四郎は『初航蝦夷日誌』に鍋釣岩のことを「石門」と記している。
この鍋釣岩(なべつるいわ)の由来は
鍋の取っ手(つる)に似ているため
それにしても不思議な形をしています。
気になるのが、なぜこのような姿となったか。
絵が下手なのは勘弁してください(笑)
マグマは地上に出ることなく、海底にギリギリでこのような形でマグマが固まった。
そして長い時間をかけて地盤変化に伴い地上に隆起してきた。
マグマが固まった部分は硬い鉱物で出来ているため残り、内側の部分は波の影響で削られていった。
そして現在の奇妙な形が残ったというわけです。
ちなみに高さは19.5m
頭上に生えている植物はバラ科のヒロハのヘビノボラズです。
平成5年に奥尻島を襲った『北海道南西沖地震』の影響で細くなってしまったが崩れることはなかった。
現在は島のシンボルをなくさまいと岩の中に人工物を注入して補強しています。夢壊してごめんなさい(笑)でも形は自然のアートそのものです。
ぜひ一度、唯一無二の奇岩『鍋釣岩』を見に足を運んでみてください。