まさに神様の湯

神威脇温泉の誕生

昔から海岸に自然とぶくぶく湧いていた温泉を神威脇地区の人達は利用していた。

本格的に採掘を開始したのは昭和51年9月。11月に湯がよく出て、翌年1階着工、53年秋に開業。

開業当時は一日100人程度の入浴客で賑わうが、上がり湯は灯油で沸かしていたため一日50〜70Lの灯油を使用。採算合わず苦しかった模様。

現在は灯油を使用せず、

温泉の熱を利用して湧き水を温めシャワーとして利用している。それにより温泉も加水せずに利用できる、まさにwin-win-winの関係だ。

それら全てを手がけているのは僕の大好きな佐藤さん。

泉質はもちろん申し分なし(全国離島ランキング7位)なんですが、僕はぜひみなさんに

佐藤さんに会いに来てほしいです。

本当に優しくて温かくておもしろくて、それでいて博士のようになんでも知っている。

いつも子どもたちにも優しくしてくれる

ちなみに

ハナタレナックスのリーダーの撮影会をしたのもココの温泉ですよ。笑

(2019.06.10 19:00~ゴールデン放送)

そもそも温泉の定義とは

『地下資源の鉱物が5種類以上含み、25℃以上が基本的な「温泉」の定義』

神威脇温泉は13項目以上あり、源泉は63℃。正真正銘の『温泉』だ。

効能は?

温泉に含まれる鉱物の中でもマグネシウムが一番の売りで、足腰の筋肉痛に良いらしい。

神威脇温泉の成分は皮膚脂肪をとる性質がある。また高温なため余計に脂肪がとれる。実はこれは肌を傷つけているようなもんだが、体の中からそれを補おうとするから血行が良くなり温かくなる。また塩分で皮膚をコーティングするから尚更湯冷めしない。結果的に肌もしっとりする。

ちなみに僕はココに来てから一度も化粧水を使わないが、肌は乾燥したことがない。

また、温熱にはズキズキした痛みを取り除く「疼痛(とうつう)緩和効果」があり、

その中でも銭湯との違いは「保温、温熱作用の持続効果」があること。

《温熱作用とは》

不感温度(体温と同じ36℃くらい)より低かったり高かったりすると交感神経が刺激され体の表面の血管が収縮し、心臓への血液量が増加して血圧が上がる。その後熱い湯だと血管が拡張し血圧が下がっていく。血圧が下がりすぎると今度は内臓の血管が縮んで血圧を調節。これにより新陳代謝が高まり、体内の老廃物、筋肉の疲労などが排出される。

のだそうだ。

さらに神威脇温泉には炭酸ガス(硫化水素・硫黄ガスなど)が含まれるため、血管拡張を施し薬理効果があるようです。

神威脇温泉奇跡の復活!!!

以下、佐藤さんの言葉を引用します。

93年7月12日に発生した北海道南西沖地震により地盤が変わり温泉は一滴も出ない状態が続いていた。再開するには再ボーリングするか諦めるしかないと思っていた矢先、同年10月27日午前6時前。当時温泉を管理していた木下さんから佐藤さんに電話。「温泉がバケている」と。たまたま救援物資の手伝いで島に渡っていた佐藤さんは奥尻から通常40分で着くところ、地震で破損した箇所やら、工事やらで80分かかって到着。約3ヶ月一滴も出なかった温泉の量と温度は相当なもので、毎分700〜800L、温度は83℃。吹き上がる高さは温泉の高さを優に超え、ものすごい勢いで熱湯が降ってくる。それはアスファルトを溶かすほどだった。最初は防火服で挑んだが防水でないため背中を火傷。次はコーモリ傘をさしながら現場に向かうも熱で傘が溶ける、それでも配管をチェックすることができ、2日後に部品が到着。バルブを閉じることが出来た。バルブを閉じたことで地盤の柔いところや小さい穴が大きくなることでその圧が拡散し、毎分800L→400Lへと落ち着いた。その後、津波で被害を受けた内装工事にとりかかり、翌年5月には営業を再開した。神様仏様に助けられたと心底思った。

津波に耐えた神威脇温泉

なぜ突然湧き上がったか。

ここの温泉は岩盤と岩盤の間を走っているマグマによって熱され鉱物が溶け、その時発生するガスと共に鉱物を取り込みながら温泉は湧いてくる。そのマグマの通り道はトンネルのようになっているが、地震により海の中でそのトンネルが崩壊。その穴から温泉が流出することで圧が下がり神威脇温泉は枯れてしまった。

しかしその後の余震で奇跡的に崩壊した穴が岩盤で塞がり、元々ガスの通り道だったところへ流れが戻ってきて復活したというわけだ。

ちなみにこの島もそのマグマにより発生したガスが行き場を失い、地盤の柔らかい所をどんどん圧迫していった。その部分が盛り上がってできたのが奥尻島だ。だから山頂に行くほど柔らかい岩質。下に行くほど安山岩や花崗岩のような硬い岩質になっている。

奥尻島限定ハイシャーベット

温泉で買えます

明らかにイチゴ味(昔は果肉も入っていたとか)なのに

裏を見ると『りんご果汁』と書いている。笑

佐藤さんはいつも「初恋の味がするよ」と言っている。笑

何はともあれ、独特の触感、さわやかな甘さ。

一度ご賞味あれ。

温泉上がりに食べると格別ですね。

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