まずはハートランドフェリーが撮影したドローン映像をご覧ください。
元々は『烏帽子島(えぼしじま)』
江戸時代の元和3年(1617~1667)
能登国から出稼ぎに来ていた船頭・清次郎と島の娘・歌子が恋に落ちました。
しかし清次郎の裏切りで歌子は神威沼(今でもその沼はあります)に身を沈めます。
それから月日が経ち、『無縁』と名乗る禅僧が当時奥尻島の米岡地区にあった空谷山大山寺に入り、暇を見つけては藻内海岸(無縁島の向かえの海岸)で暇を見つけては何かを供養している様子でしたが、正体は誰にもわかりませんでした。
ある日、歌子の遺品を持つ無縁の遺体が烏帽子島で見つかったことから、無縁は清次郎だっとことがわかり、以降『無縁島』と呼ばれるようになりました。
無縁島のとなりの島は『平島』といい
無塩が風雨の中、座禅を組んでいたと伝えられています。
※参考文献 『奥尻島』by 宇苗満
僕は勝手に『洋上のピラミッド〜縁結びの島〜』と呼んでいる
実はココ、左右から波がぶつかる珍しい海岸です。
その波と波が、まさに人との出逢いと重なり、縁結びのパワーがあるような気がします。
なぜ、よりによって禅僧の名前が『無縁』だったのでしょう。笑