左から良介、僕、松兄

良介との夢

言葉に出し続ければ夢は叶う(確率が上がる)
というのを友の姿を見て学ぶ。
ずっと聞いていた友達の夢が叶った姿を、
友達として近くで見れるのはなんとも誇らしく嬉しいものだ。


その名も「良介」
派手な見た目からチャラく見られがちだけど、
とってもまじめで努力家で義理人情のあるかっこいい男だ。

僕たちは北星学園大学英文科の同期。
帰国子女で一番レベルの高いクラスで英語ペラペラの良介、
英語がわからなすぎて一番レベルの低いクラスで悔し涙を流しながら授業を受けていた僕。
僕は大学一年間で中学校の英語の勉強からやり直し、なんとか分かるようになってきた頃、
英語を学んだ先に何があるのかわからなくなって2年生に上がるときに休学をするのだが、
日本を旅して帰ってくると、なんと良介は退学していなくなっていた。


そこから音信不通。
どうやら噂では道南の乙部町で実家のお米農家を継いでいるらしいとの情報は耳にしていた。
だからと言って、会ったりすることはなかった。

8年くらい会っていなかっただろうか。
大学の同期で温泉旅行に行くことになって久しぶりに再会した。
そのときに僕は、

「実は来月奥尻島に移住することになった」

と伝えると、良介は、


「雄斗たちの向上心に圧倒されて、俺だけ置いてけぼりを感じてたから逃げるように退学したのに、
もう逃げられないな!笑」


それから僕が島を出るたびに乙部の良介のお家(通称mazucoco。笑)でお世話になり、
お互いの夢を語った。
そう、そのときに良介は「自分のフードトラックをもって、自分で育てたお米を使って、
自分の生まれたアメリカのケイジャン料理を振る舞いたい」と言っていた。

手前が良介の代名詞「ガンボ」!!


「実現させたら、コラボしたいね」


これが二人の約束だった。

左が「アメリカケイジャン料理」右がクラフトビール@imacoco駐車場

夢のはじまり

2021年9月18・19日。その日はやってきた。
しかも良介はクラフトビールのフードトラックと、音楽隊を引き連れて。
安くはないフェリー運賃(フードトラックはでかいので)がある中で黒字にして帰ってもらえるだろうか。
それが僕の不安要素だったから、少しでも貢献できればと、
「SUP・Kayak・テントサウナの無料体験会」を企画して人を集めた。

テントサウナ×クラフトビール=最高


夕方から奥尻ワイナリーにて、参加型音楽イベント「hakoniwa」で楽しいひととき。
imacocoに宿泊しているゲストもみんなイベントに参加。
島民の方々もたくさん駆けつけてくれました。
夜な夜なフードトラックは賑わいを見せ、みんなハッピーな時間となった。

僕たちイマココファミリーも歌いました

僕が移住した当初、ここ​神威脇地区は誰も歩いていないような寂しい集落でした。
でもこの日は、一日中老若男女が歩いていて楽しそうに過ごしている光景を見るのは、
夢のような時間で感動したのを覚えています。
人の力ってすごいなと。仲間の力は偉大だとつくづく学んでおります。
↓当時の様子はこちら↓

<Open Mic hakoniwa @奥尻ワイナリー>

みんなで見たサンセットも格別だった@奥尻ワイナリー

成功の裏には

ここで、ご紹介しておきたい方が二人います。

まずは奥尻ワイナリーの「菅川さん」
奥尻ワイナリー内で音楽イベントをするなんて前代未聞。
コロナ禍でリスク0とは言えない状況でも、地域のためになるならと、
一肌脱いで会場を貸してくれた。
しかも、ワインのテイスティングやソフトドリンクの提供までもしてくれました。
本当に有り難い限り。
こちら彼のYoutubeです。
島を盛り上げるためにとっても熱心なのでぜひチェックを^_^


そして奥尻島唯一のハイヤー会社の社長「松川さん」です。
松川さんは、無償で会社の駐車場をイベント会場として貸してくれ、
しかも机や椅子、パーテーションまで買って用意してくれました。
島内の宣伝にも協力していただき、僕たち若手が動いている、「新しいこと」を嫌煙するのではなく、「応援してくれる」とても有り難く、心強い方です。
僕が移住して4年目になり、やっと地域の方々と信頼関係を築けてきたのが少しずつ感じられるようになって本当に嬉しいです。
こんなに素晴らしい環境で暮らせている奥尻島への恩を、僕にできる形で少しでも返していけるように精進していきたいと思います。
今年は8月27・28日で昨年同様のイベントを開催することが決定しています。
ぜひご参加ください。

いつも応援してくださる方々、ありがとうございます。
そして良介おめでとう!
これからも楽しく道南を盛り上げていこうね!

◎良介情報はこちら

良介本人からのコメント

【ゆーとが奥尻に移住したことについて】
移住すると聞いたときは、まさに、「もう逃げられない」と思った。笑
大学生のときからゆーとの人としての魅力に心底嫉妬してたからこそ。
正直、ちょっと怖くもあった。
俺が乙部に移住して8年の間にようやく培った人脈なんて、ゆーとは簡単に繋がってしまうんだろうとも思った。ゆーとがあっという間に道南を代表する人間のひとりになることは容易く想像できた。
置いていかれることも目に見えた。
ゆーとの知名度が上がったときに、「ゆーととは大学の頃から友達です」という言葉を出すことも、
まるで売名行為のようになってしまうように思えた。
だから、「ゆーとと同じ目線に立って、俺がゆーとを、ゆーとが俺を利用し合えるように頑張ろう」
という決意も固めた。
ちょうどフードトラックのイメージも膨らませていたところだったから、モチベーションは爆発的に上がった。ゆーとが奥尻に移住して2年。予想通りに、スゴい活躍ぶり。
これからもゆーとの背中を追い掛けながら頑張りますし、
ゆーとがこっちに来たときは、mazucocoで羽を休ませてあげたいです。笑

【奥尻でのイベント】
本当に、繋がりに感謝。
奥尻島に、俺ひとりがフードトラックで乗り込んだところで、全くもって力不足だった。
どうすれば奥尻での営業を成功させられるだろうか、、、と考えていた時に、
フード塾(北海道庁主催の、食に関わる人材育成セミナー)で同期だった松永くん(通称マツ兄※インスタはこちら)と道南ツアーを計画した。
マツ兄は、日本各地のクラフトビールを商品にしてキッチンカーで営業している。
「キッチンカー2台なら、魅力度は大丈夫そうだ」と思ったが、さらにもうひとつ、くっつけることにした。
それが、2021年から本格的に始動した、自由参加型の音楽イベント「Open Mic hakoniwa」だ。
道南のあちこちでhakoniwaをやりたい、というスタッフの想いを知っていたので、
この機会に奥尻での開催を実現させられないだろうかと考えた。
打診して、「やりたいです」との返事をいただき。
そこからは、本当にたくさんの方々に相談をしながら、場所ややり方を確定させていった。
ゆーとはもちろんだが、奥尻ワイナリーさん、青苗ハイヤーさんを始め、皆さんの助言やサポート無くしてあのイベントは完成させられませんでした。
本当に、関わってくれたすべての方に感謝しています。

【2回目の開催に向けて】
1回目を終えた段階ですぐに、2022年の予定を立てた。
それくらい、全員の中でサイコーだと思えるイベントだった。
1回目以上の盛り上がりを作り出すのは、おそらく僕らじゃない。
1回目のときに来てくださったお客様だと思う。
「去年スゴかったんだよ!今年はみんなで行こうよ!」と、家族やお友達を連れてきてくださることを頼りたいと思います。
サイコーだったとはいえ、俺には去年の反省点が無いわけではないので、その点をまた、周りの方のアドバイスやサポートを頂きながら、去年の満足度を上回らせられるよう準備を進めたいと思います!

素晴らしい仲間たち



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