人生で初めて家を買う
神様はこうなるというシナリオを知っていたのだろうか?
そう疑いたくなるほどの神がかった「流れ」が突如発生した。
遡ること2019年。
imacocoの隣に我が家があるのだが、その隣に昔商店だった所があり、そこが空き家となった。
用途も特にないし、お金もなかったけど、なんだか朽ちていくのが嫌で、
大家さんに売ってくださいと交渉したら、「もう買い手がいる」とのことだった。
そっか・・・。
諦めるしかなかったのだが、2021年になってもまだ空き家だったのだ。
しかもイマココ住人のまじまちゃん情報によると、
もしかしたらその空き家はまだチャンスがあるかも!とのこと。
(まじまちゃんの情報収集能力すごい!!)
意を決して大家さんにアタック。
「買うって言っている人はいるんだけど、確約はしていない」
そういうことだったのか・・・。
「買う前提で内見させてください!」
内見させてもらったのが2021年6月12日。その日に購入!
用途は未だ決まっていない。
ただ、僕には夢がある。
第二次世界大戦の引揚者が中心となって開拓して暮らしてきた証を残していきたい。
もっと言うと、このWest Coastを盛り上げて、
『旅して感動、住んで幸せな場所』
にしていきたい。
それは決して「便利になる」とか「効率よく」とかの世界ではなく、
本当の豊かさを感じられる人が集まり、支え合い、笑って暮らせるユートピアのような場所だ。
そのツールとして、
・地物が食べられる飲食店
・海の見えるCafe
・お土産屋
・マッサージなどのリラクゼーション施設
・畑
・サウナ小屋
・コワーキングスペース
・様々なアクティビティの拠点 などなど。
これらを神威脇の静けさを守りながら、作り上げていき、
楽しい日々を仲間とシェアできたらなと思っています。
だから、使えそうな物件は朽ちてしまう前にメンテナンスをして残しておきたい。
その一心で、人生で初めて家を買いました。
一気に動き出す
その家を購入した翌日に「陽さん」が現れます。(詳しくはこちら)
7月8日から陽さんはイマココに一旦住むことになります。
7〜8月はどうしてもトップシーズンなのでリフォームする余裕がなくて放ったらかしの状態でした。
僕は毎年、全国から大学生を受け入れて、
「奥尻島のことを知り、ファンになってもらう」という活動を続けているのですが、
その時期が9月でした。
そう、緊急事態宣言真っ只中。
これに関しては賛否両論あるかとは思いますが、参加する学生は2週間の自宅隔離、
そしてPCR検査を受けた上で来島します。
100%回避できるわけではないけど、
僕らもいくら安全運転していても交通事故で死ぬ時は死にます。
それより、せっかくカレッジライフを夢見て受験して入学したのに、蓋を開ければずっと自宅学習。友達にも会えない。色んな出会いも異文化体験も我慢を強いられている。
そんな子達を放っておけないのが僕の本音です。
僕もそれなりに覚悟をして大学生を受け入れたのですが、陽さんからとある提案が。
「僕の友達に東京駅の屋根を作った日本に5人しかいない職人がいるんだ。
今、コロナで仕事がストップしているから交通費だけ持ってくれたらリフォームの手助け頼んでみるよ」
なにー!!365日引っ張りだこの職人さんに今なら会える!!それはラッキー過ぎる。
早速、やっさん(職人さん)に正式にオファーを出して、
大学生がいる日程に合わせて長野県から来てもらうことになった。
そんなこんなで、強力な助っ人の下、総勢15名ほどで一気に元商店は息を吹き返しました。
(僕の父親も参戦!)
たったの5日間!もう色んなドラマがありました。
・ホコリまみれになりながら大掃除
・天井のペンキ塗り
・カンナがけ
・床の板貼り
・ニス塗り
・土間打ち
・OSBで壁作り
・草抜きからのテラス作り
全部、ド素人の大学生がやってくれました。板は曲がってるし、ペンキもムラがある。
でもそれでいいんです。
彼らが、ここに来て、歴史を作った。ということが大切。
きっと彼らの中には、
「今頃cocokaraはどうなってるのかな?」ともう一つの気になる「故郷」になってるかもしれないし、青春の1ページにもなってるんじゃないかなと。
これが関係人口ならぬ、感動人口(どこかの町が言ってた)を増やす、
未来への種まきだということだと信じたい。
みんなで「リフォームをしている」のではなく「神威脇の歴史を作っている」と考えたら胸がジーンとなった。
一つの目標に向かって、志を一つに、みんなで汗をかくこと。
何をするかより、誰とどんな想いで作り上げるか。
その過程が「幸せなこと」なんだと、大きな気づきをもらいました。
最初から最後まで一生懸命動いてくれた10名の大学生、
そして指揮官やっさん、最強助っ人の島民の方々、関わってくれた方々、本当にありがとうございました。
↓当時のリフォームの様子を1分にまとめました↓
現在の状況と、「cocokara」の由来
現在、2階はシェアハウス。
1階は、コワーキングスペースやミーティングルーム、講演会やワークショップもできる多目的広場であり、飲食の許可も取得したのでラーメン屋でもCafeでもBARでもできる状態です。
今更ですが、「多目的シェアハウスcocokara」の由来を。
「たくさんの人が集い、色んなことがココカラ生まれ、始まっていけばいいな」という願いを込めて。
「cocokara」
ロゴは熊本のエコビレッジサイハテの発起人、天才「工藤シンク」さんに依頼(imacocoのロゴも彼です)
僕の要望をハイセンスにまとめ上げてくれました。
奥尻島を支えるブナを中心に、豊かな水、そして大地、輪廻転生のグラデーション、人が集う場、
を連想させます。
100部限定でステッカー作りました。
ぜひパワーアップした「imacoco × cocokara」を体感しに遊びに来てくださいね!
たくさんの方々に支えられ、僕はつくづくツイています。本当にありがとうございます。
シェアハウス住人、限定1名募集中!!
(imacocoで修行したい方大歓迎)
・自分にとっての幸せとは?
・日常から離れて、自分の人生を客観視したい
・シンプルに離島暮らしに憧れがある
・ネイチャーガイドのスキルを学びたい
・ゲストハウスの経営に興味がある
・シェアハウスに住んでみたい
・imacocoファミリーに会いたい(笑)
どんな理由であれ、お試し移住にしても本格的移住にしても、
可能な限り相談に乗って寄り添っていきたいと思っているので、
ビビット来た方はお気軽にお問い合わせください^_^
⚠シェアハウスは2024年3月現在、2名の枠が空きましたので、興味のある方は一度お問い合わせください。