今回の講演会では、嬉しい再会、素晴らしい出会いによって、パワーが漲ってくる最高の時間を過ごすことができました。
 このような機会をいただいたGスクエアの方々、そして会場に足を運んでいただいた方々に改めて感謝です。本当に有難うございました。

有難うございました!!

【移動日】
 まずは、江差から直行で今回の主催者けーごさんの自宅に向かう。
到着してすぐ、西部地区をけーごさんガイドの元、子どもたちとみんなで散歩ツアーへ。けーごさんの知り合いをどんどん紹介してくれて、途中美味しいものを食べながら、公園で遊び、花見をしながら、最後は「子どもの国」(超アットホームな遊園地)で子どもも大満足。
やっぱり「人と地域、人と人を繋ぐガイド」の存在意義はでかい。一気に函館が好きになった。

お花見

けーごさんの知り合いのハンバーガー屋さん

子どもだけでお化け屋敷へ

 夕食は待ちに待ったPokke Dishへ。
「優しい未来に繋がる仕組みを創るエシカルシェフ」のノブさんにお会いできて、ホンモノの優しい料理、人柄にファンになった。「ホッケ豚骨醤油ラーメン」なんて最高だったし、「地方の課題を考えるためのタコス」も想像を超えてくる味だった。パティシエの奥さんが作るケーキも絶品で、お菓子好きの香菜も大喜び。函館に来たらマストな場所がまた増えた。

Pokke dish

ホッケ豚骨醤油ラーメン

地方の課題を考えるためのタコス

 檜山の伝統野菜、そして今や伝説の「八列トウキビ(通称:やどりみ)」の種をいただいた。クラーク博士などが150年前に北海道を開拓する際に、馬の飼料用にアメリカから持ってきたトウキビの栽培を松前で始めたそうだ。現在まで脈々と作られてきたのだが、その種を守ってきた農家が昨年離農。このままだと道南で途絶えてしまう種を奥尻島で復活させ、「奥尻タコス」にするというストーリーを提案してくれた。今年はなんとか栽培を成功させて、トルティーヤを作り、ワクワクする奥尻名物タコスを作り上げたい。

伝説の種の贈呈式

【講演会当日】
 午前中は、奥尻島では買えない子どもの靴や服の買い物をして、昼過ぎにシエスタに会場入り。緊張が高まる。

すると会場にはすでに座っているおばあさんが一人。
「森田さん」だ。
彼女は奥尻島の青苗地区で生まれ育ち、島を離れて何十年と時が経ち、コロナ前に、「人生最後の奥尻島訪問をする」と言ってimacocoに宿泊していただいた方だ。
実は昨年のGスクエアでの講演会でも、新聞を見た!と言って、子どものお菓子などを持たせてくれた。そして今回も新聞をきっかけに会いに来てくれた。またパンパンの袋を2つも持たせてくれて、愛情しか感じなかった。「交通費もかかったでしょう?とほんの気持ちだから」と小封筒まで。。。「一人のファンとしてずっと応援しています!お元気で!」と言ってすぐに帰っていってしまった。無償の愛をいただき胸がいっぱいになった。エネルギーもいっぱいいただいた。

愛情が溢れている

森田さんこそお元気で。

 会場には、ライターや、クリエイター、料理人、漁師さん、学生、大学関係者、運輸局の方々、地域おこし協力隊、同業者などなど、道南のキーパーソンが集結し、30名以上の方が駆けつけてくれた。その中でも、「清水さん」という​神威脇で中学生まで生まれ育った三兄弟が、横浜からわざわざこの講演会に駆けつけてくれたことを知る。約60年前の​神威脇の写真を見ながら、お話を聞かせてもらう奇跡が起きた。緊張は更に高まったと同時に、講演会を通して、直接感謝をお伝えすることができる素晴らしいチャンスをいただいたとも思った。

清水さん三兄弟

 講演会スタートまで5分程あったので、
「もし聞きたいことや期待していることがあれば事前に教えてほしい」と尋ねたら、
清水さんから2つ質問があった。
一つは「なぜ奥尻島の中でも辺鄙な​神威脇に移住したのか」
もう一つは「これからの​神威脇地区をどうしていこうと思っているのか」

清水さんからいただいた質問に対しては、
「ご縁を感じたから」(講演会では詳細に触れています)
「神威脇地区には、幸せに生きるために必要なものが​全てある本当に大好きな場所。そして清水さんのようにライフラインも整っていない厳しい環境下で、​神威脇地区を守り育ててきて下さった方々への返しきれない恩を少しでも返せるように、この地区を守っていきたい。区長も引き継ぎ、若い移住者と共に守っていきたい」と回答させていただいた。


講演会終了後には、清水さんから、
「自分たちの生まれ育った故郷を、こんなにも大切に想い、奮闘してくれていることに感謝しかありません」と直接言っていただくシーンがあった。
僕からしたら、先人たちへの感謝と尊敬の念を胸に、大好きな場所をただただ守りたい一心で動いているだけなのですが。
「故郷に何もできていない自分たちが情けなくて胸がチクチクした。これから何かできることがあればしたい」とも言っていただけて感無量だった。
清水さんが明治学院大学の教授をされていた時に、​神威脇地区について書かれた論文を手渡しでプレゼントしていただいた。このような瞬間が、全てのもやもやを晴らしてくれる。また更に頑張るエネルギーをいただいた。

貴重な論文
後日届いたハガキ

 一般的に、講演会には自分一人で行くものなのかもしれないけれど、今回も家族を引き連れてきた。自分の背中を見せたかったし、素晴らしい時間やご縁を共有したかったから。
結果的に、家族を連れてきて本当に良かった。これからも、お金では買えなく、再現性のない時間や経験、思い出を作っていきたい。

再会を喜び、新たな出会いに心が震え、人に勇気やエネルギーを与え、与えられ、ご縁をつむぐ講演会の家族旅はこれからも継続したい。そのためにも、これからも色んなことに挑戦し自分をアップデートしていきたい。

今年の10月中旬から、家族で北海道を旅する予定でいます。
もし講演会のオファーをいただけたら、前向きに検討しますので、ご連絡いただければ幸いです。
講演会では、何かに挑戦する勇気やエネルギー、特に「田舎への移住、起業、町おこし」のヒントをお渡しできるのではと思っています。

今回の函館滞在を終えて、道南LIFEが更にワクワクしてきました。
これからも引き続き、よろしくお願いします!
長文を読んでいただき、有難うございました。

オファーお待ちしています!

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