僕を講師として推薦してくれたのは、世界で活躍されている写真家であり、北海道知事認定アウトドアマスターガイドの安藤誠さん。ガイド経験の浅い僕が、ガイドの講師としてお呼びいただきました。それには理由があって、ネイチャーガイドは自然ガイドだけをしていればいいものではない。特にプレイヤーの少ない地域では、一人何役もやる必要がある。その第一線で実践している（Practice）僕の実体験は、これから地域で観光業に携わる方々にとって、何かの刺激や勇気になると思ってくれたのだと感じていたので、講演会では、ガイドのスキル云々の話ではなく、どんな志を持っているのか、ネイチャーガイドとして地域とどのように関わっているのか、逆境とどう向き合ってきたのか、そのようなお話をさせていただきました。

講演会終了後、沢山の方から有り難いフィードバックをいただき、自分が来た意味があったと思えました。４５個持っていった海ごみコースターも完売し、みなさんの優しさや想いに胸がいっぱいになりました。

これから益々、ガイドの重要性が増してきます。過疎化してくる地域は特に必要だと感じています。ガイドは経済的にも自然環境的にも、バランスをとり、地域を良くする存在でなければいけません。僕自身、まだまだペーペーですが、日々精進して、１０年後、２０年後にガイドの育成にも携われるようになっていきたいし、ならなくてはならないとも思っています。

宿、ネイチャーガイド、移住、地域振興、教育など、色々なテーマでお話ができるので、興味のある方はお声がけいただければ幸いです。